HomePNAによるマンション&ホテルのインターネット化事業は、
まるで結果がでない状態であったが、会社を作って数ヶ月が
たったころには、ポツポツとHP制作の仕事がやってくるようになった。
実際にやってみると、結構大変だし、金額もそのころは既に
安くなってきていたので、あまり割にあうという感じではなくなっていた。
ただ、金額うんぬんや、儲かりそうかということじゃなく、
会社の看板なしで仕事をするということが、非常に大きかった。
それは自分にとって、あまりにも意義深い出来事であった。
当時、僕は大きなアカウントを持った営業兼SEで、チームで動いていたので、
会社的には営業ではあったが、実際の仕事はシステム構築や設定が主という
ポジションだった。そんな関係で、営業的なことは一切してなくても、大きな
売上がついたりすることがあって、その金額と比較すると、アンカットで
上げる売上は、ゴミみたいな金額であったが、楽しさで比べたら、完全に
逆転していて、アンカットで受けた仕事が圧倒的に楽しいと自分で感じた
ことが衝撃だった。
そうなってくると、より楽しい仕事をするのに抗いがたい状態になってくる。
会社の仕事はそこそこに、自分の会社のことを考える日々が続く。
徐々に会社の仕事が耐えがたいものになってくる。
結論として、退職して、独立を決意することになる。
(ただし、この時点では、利益が出る見込みはまったくなかった。)
