昔は、お酒をのまなかったし、好きではなかった。
だから、酒は飲む人にとっては、とてもステキなものなんだと思っていた。
マンガの三国志では、張飛が樽ごと飲んでるし。
私の母は酒を飲むが、ビール1缶程度なので今考えると全然たいした量ではない。
しかし、父は飲まないので、子供だった僕は、母はお酒が大好きな人だと思っていた。
大学生のころ母の誕生日に何をあげたらよいだろうかと思案していたときに
子供のころに聞いた、ある日本酒を飲んだらとても美味しかったという話を思い出した。
そして、そうだ、大学のセンパイとかがうまいといっていたコシノカンバイを飲ませてあげようと思った。
しかし、お金もないしネットもないので、安売り店を探して歩いたが、
なかなか見つけられず、ドンキホーテでやっと見つけて買った。
ドンキホーテなので、プレゼント用の包装をする感じでもなかったし、
よしんば頼んだとしても、ドンキの包装じゃあなと思って、そのままあげることにした。
それでも、すごく苦労して探した品だったので、僕は満足だった。
しばらく自分の部屋に隠して、喜ぶ母の顔を想像しながら、誕生日がくるのを待った。
いよいよ当日、手渡したとき、
一升瓶を抱えながら、カタイ笑みを浮かべ母は言った。
「ありがとう。うれしいわ。」
そのときはわからなかったが、酒を飲むようになった今、
当時、母が言いたかったコトがわかるようになった。
息子よ、母はそんなに酒のみじゃないから...(#)Д`;;)…ヒドイヨ…
